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昭和21年、師光の一番弟子として入門し、3年の修行の殆どを竹の選別に費やしながら農作業の手伝いの合間を縫っては師に竿作りの基礎を学んだ。
昭和23年に「光作」銘で独立し、その後の昭和28年に現在の「至峰」銘に改銘した。以来、師譲りの機能優先でシンプルな「至峰調」と呼ばれる先調子の竿作りを普遍のスタイルとして守り続けている。シンプルが故にその欠点が露呈しやすい竿作りを続けているのは、そこに「本物」のみが持つ「美しさ」を求める姿勢があるからである。その反面、「いいと思った事には何でも挑戦してみる」と失敗を恐れない人物でもある。至峰の竿はへら鮒が掛かっても竿が生き物のように引き上げ、自由自在にへらの動きを操れる、使い込む程に感銘を受ける魅力溢れる竿である。「着飾らない本物は詫び寂びを兼ね備えた美しさを醸し出す」。つり師の心を捉える竿作りは本当の意味で名匠であると言える。 |